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440 本当にあった怖い名無し 2008/08/18(月) 14:30:18 ID:8WwZukix0
20年ほど前の話。
私はヨーロッパ某国に留学してたんだが、その留学先のホステルで
A国人と友人になった。
最初は普通だったが、ある日突然「自分はA国の王子だ」と言われた。
確かに王政の国だったが、王子がまさかと思って驚いたら
彼は淡々と語りだした。
彼によるとA国は水面下での闘争が激しく、王である自分の父は何度も暗殺されかかった。
それで自分は海外に逃れて来たのだという。
とはいえまあ外人向けの貧乏アパート暮らし?と疑問に思っていた。
知人に聞いても彼が王子だとは思えなかった。
A国は裕福で、王子様がこんな所に居る訳ないと。
おまけにA国の王と王子は自国に居るし、年齢も合わない。
私は全く信じていなかったが、数人は信じており、
彼を「皇太子殿下」と呼び、敬っていた。
確かに何らかのカリスマはあると思う。
ある日、廊下で彼に「君は自分を信じていないだろう」と詰問され、
「ああ、信じてないよ。下手な事は言うもんじゃない」と言い返した。
すると彼はせせら笑い、
「いつか思い知ればいい。俺はA国を独立させ、正当な血筋を貫く」と言い、帰って行った。
後に残されたのはこちらを睨む数人の彼の信者たち。
居心地が悪くなったので、早々にそのホステルから逃げ、アパートを借りた。
何事もなく数か月が過ぎたころ、その彼の父親と名乗る人物がアパートへ訪ねてきた。
彼と信者数人が行方不明になり、いろんな人から事情を聴いているとの事だった。
聞けば昔から彼は「自分はA国の王子だ」と妄想を抱いており、
父はそれを窘めても聞かず、倒れた時には「暗殺だ」と騒いでいたそうだ。
何も知らない事を告げると、父親は悲しげに帰って行った。
気にはなったが、自分は自分の勉強もあるし、何事もなく留学を終えて帰国した。
そして去年、仕事でA国へ行くと偶然父親にあった。
何気なく彼の事を聞くと、彼は今北朝鮮に居るとの事だった。
父親は嬉しそうに「元気にしてるし、孫も居るんだ」と。
ただし会った事は無いらしい。
信者数人も一緒に居なくなった訳だし、今頃北朝鮮で何をしてるのか…

引用元:見ちゃダメ!!

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