kids_otomarikai
投稿者:もえ

以前、自宅で不思議な体験をしました。

そんなに危ない経験ではなかったので、修学旅行や友達の家でのお泊まり会で怪談大会が始まったときなどに何度か話したことがありました。
元々怖い話や怪談好きで、某有名掲示板のオカルトのところをよく見ていた私は、ある日、自分がした体験を書き込もうと思いました。
しかし、先にも述べた通り、何度か周りに話したことがあったので、個人が特定されないように、ありのままを書かずに少し変えて書き込みました。
内容を変えたところを書き出したとき、PCが重くなり、突然電源が落ちてしまいました。
仕方なく携帯から投稿しようと続きを打ちましたが、フリーズして突然電源が落ちてしまいました。
結局両方とも二度と電源がつくことはなく、買い換える羽目になりました。
新しくPCを買い換えてきて、私は続きを書くことを再開しました。
その間も、何度も何度もフリーズをし、そのたびに強制終了して再起動しました。
ここまで妨害が起こると、私は怖いというよりもむきになってきて、どうにか書き込みを遂げようと考えていました。
そして終わりが近付いてきたとき、なぜか左肩が重く感じはじめ、冷たい空気も感じました。
まるで、人が後ろから自分の肩にアゴを乗せてもたれかかって、私越しに画面を見ているような感じでした。
スゥー、スゥー、という荒い息づかいと呼気なのかなんなのかわからない冷たい風が耳に触れました。
ですが、振り向いている間に書きたい内容を忘れてしまっては困るので、振り返らず書き続けました。
すると、相変わらず何か乗っている感じはするものの、少し軽くなり、右肩と頭の上も重さを感じるようになりました。
まるで、体勢を変えて、アゴを頭の上にもたげて、両肩に手を乗せて、私にもたれるようにして誰かが後ろに立っているような感覚でした。

 

少しの間その感覚は続き、やっと、最後のシメの文を書き終えて投稿ボタンを押そうとしたときでした。
一気に身体中に感じていた重みが消え、急に左の耳元が冷たくなって、
「…違う。」
と、小さくてか細くて消え入りそうな声が聞こえ、その吐息が耳にかかりました。
「…違う、違う、違う…違う…」
と何度も囁かれ、そのたびに息が耳に当たりました。
とても冷たくて、でも、とても澄んだ空気でした。
それと同時に、マウスを握っていた手が、上から誰かに包むようにして押さえつけられているような感じで締め付けられてしまい、なんとか投稿ボタンを押そうとしても押せないくらいになってしまいました。
そして、冷たさも感じていました。
手が冷えきった人に、触られているような感じでした。
さすがにびっくりして振り返ったけれど、そこには誰もいませんでした。
振り返ったとたん、ずっと感じていた人の気配が消え、声と手の締め付けもなくなりました。
やっと投稿ボタンを押して、投稿完了、と、画面に映ったとき、最後にもう一度、
「違うのに」
と小さく聞こえました。
あのとき私に囁いたのは、一体誰だったのか、今でも不思議です。

引用元:怖い話ラボ

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