熱田神宮の御鎮座千九百年祭を見に行って来たんだけど、正殿に向かう前に、
宮司の小串さん以下神職が一々深々と頭を下げる黄色い衣をお召しになられた最上席の方がいらっしゃった。
勅使役か、御皇室の方だとばかり思ってたんだけど、一連の祭式が終わって宮司以下退席なさる際も、その黄衣の方に向かって深々と拝礼してから出ていった。
その後、お付きの人たち?と共にその方が立ち上がったんだが…ビックリした。
武蔵坊弁慶のように白い布を頭にかけた若いお坊さんだった。
その方が前を通る時に、周りのお年寄りの方々、必死に拝んでるから、
「あの方はどなたなんですか?」
って訊いたんだよ。…そしたら、キョトンとした顔で、
「あんた、何ゆっとるの。こくぞー様だがね! 高野山の弘法さんとこからわざわざお帰りだわ。有り難い…有り難い…。」
こくぞー? 弘法さん?…虚空蔵菩薩さま??
さっぱりわからない。
ともあれ、名古屋まで来たら「ひつまぶし」!と思ったのだが二時間待ち。
比較的すいてた、きしめん屋で我慢することにして、カウンターで主人に、こくぞー様ってどういう方なんですか?って聞いたら、
「ああ、尾張のこくぞー様ね。今日みえとったでしょ。大昔からの熱田さんの本当の宮司様で、日本武尊さんのご子孫ね。ここらの天皇さんみたいなもんだわ。」
ビンゴ! こくぞー=尾張国造=クニノミヤツコさんかい!
しかし、何故にお坊さん?
「さあ、そこまでわからんけど、弘法さんが熱田さんに千日おったのと関係あるのかもしれんね。
今のコクゾーさま、高野山におられるそうだからね。」
…どなたか何かご存じではありませんか?