eye

私は小学校から中学校にかけて苛められてた。

苗字も名前もかなり珍しいのと、両親が厳しくて放課後は塾とお稽古三昧だったから、同級生と一緒に遊ぶ時間もなくて、仲間外れにされたのが始まりだった。

「キモい」
「臭い」
「汚い」
「死ね」

・・・っていう落書きを教科書にされたり、授業中にうしろから虫の死骸投げつけられたり、鞄をカッターで切られたりしてた。

担任に相談しても「気のせいでしょ(笑)」で済まされて、日々その苛めてた連中が憎くなっていって、次第にそいつらが大人になった時に不幸になる様をイメージするようになっていった。

例えば、Cちゃんは付き合う彼氏が全員死んで孤独になるイメージ。
Yちゃんは、一番楽しい高校生の頃に死なない程度の不治の病で身体に障害が出るイメージ。

O君は車に轢かれて死なないけれど半身不随になるイメージ。
S君は産まれる子供に重度の障害があるイメージ、みたいに・・・。

その様を人物はぼかして「未来日記」みたいに書いて、同窓会でばったり再会して「へえ、大変だね^^」っていう描写で強く強くイメージしてた。

もう結末は予想出来てると思うけれど、「未来日記」に描いた、私をいじめた子たちは、殆ど全員が描いた通りに壮絶な不幸を身に背負うようになった。

最初はYちゃん。
高校を卒業するころ、大学も決まっていたのに、100万人にひとりの難病と20万人に一人の難病、それに全身のアレルギーが出て進学を断念、要介護に。

Cちゃんは、彼氏が本当に全員事故死していて、「ザラキ女」って呼ばれて誰も寄り付かなくなってた。

O君は、サッカー推薦で高校に進学したんだけれど、二年生の時に飲酒運転の車に轢かれて左足不随、そのまま高校中退。

S君は、23歳で結婚したんだけれど、子供が死産→流産→ダウン症→死産。

他の私をいじめていた人たちも、みんな破産したり警察に捕まったり、親を亡くして進路を断念したりしてた。

そんな人たちと、同窓会で再会した。
私はというと、自分の意志で中退したものの大学に進学して、好きな仕事を好きなようにやって、久々に会う他の同級生たちに「誰だか分からないくらい綺麗になった」って言われて、結婚もしてる状態。

見せつけるように幸せな振る舞いで、Yちゃんには「あ、魚ダメ?ごめんねえ、気付かなくてww」とか、Cちゃんには、今まで付き合った彼氏の話をした。

O君には、「この頃ダンスにハマっててさ。スタジオで身体動かすてホント楽しいよ!やってみたら?」って。

S君には、まだ私は子供がいないから何も言えてなかったけど。
でも本当すっきりした。

んで、「気のせいでしょ」って言いやがった当時の担任は、嫁が自分の学校の教頭と不倫して逃げた挙句、子供が覚せい剤で逮捕。

こうして書いてみると、自分の性格も悪いと思うけれど、「怨念成就」ってあるんだなーって思う。

今でも心から憎いと思った相手はいつの間にかクビになってたり、病気で退職したりする。

下手に強い憎しみって、抱かない方がいいんだろうな、とも思う。

引用元:鵺速あなたの傍の怖い話

この記事を読んだひとは、こちらも読んでいます