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426 :本当にあった怖い名無し:2012/06/14(木) 22:36:09.84 ID:5FW1B68g0

弟はかなり見える人だった

後で知ったけど、見え過ぎて何度も死ぬ目にあったらしい

 

で、小学生の頃、弟と一緒にアニメのビデオ見てたら

弟が突然横を向いて手を振った

そっちの方向は台所、しかも電子レンジしか見えない

思わず「なにしてんの?」と声かけたら、

弟は私のほうを向いてしばらくジッと目を見てきた

そして私の肩に手を置き、

10秒くらいして「台所見てみて」と言った

白い着物着た髪の短い少女が静かに立ってて、

私は悲鳴を上げた

弟の手が離れると、すぐにその少女は見えなくなった

 

弟は「○○おばさんだから大丈夫だよ」と言い

「見守ってくれてるんだ」とも続けた

後で知ったが、父の姉が○○という名前で、

ちょうどそのときの私たちの年頃に

交通事故で亡くなったらしい

ただ父も祖母(祖父はすでに他界していた)も

弟には話したことがないと首を傾げていた

弟は「本人から聞いた」とあっけらかんとしていた

後にも先にも私ががっつり幽霊を見たのはそのときだけだった

 

しばらくして、弟が交通事故にあった

数箇所骨折し、一ヶ月程度の入院を余儀なくされた

お見舞いに行った際、両親が医者に話を聞きに言ったとき

弟がぽつりと言った

「○○おばさん、やっと居なくなったね」と

・・・どうやら守っているんじゃなくて私に憑いていたらしい

 

弟曰く、最初は本当に見守っていた

だがブラコンだった叔母は仲のいい姉弟を見て

姉の私に嫉妬を感じ始める

そこで段々危ない存在になってきたので、

私の代わりに弟がその呪い?をわざと受けたらしい

弟が事故にあったとき、

元々は私が行く用事を弟が代わりに行ってくれたのだ

 

「俺に憑いてるほうが怖いから大丈夫かなって」

と弟はのんびり言った

弟がよく見えるのは主にそいつのせいで、

弟自身が用済みになるまでは

守ってくれると約束していたらしい

そこまで話して弟は口をつぐんだ

「俺は多分これのせいで早死にするけど、

姉ちゃん守れてよかった」と小さく呟いた

小4が何言ってんだ、と思いながらも私は何故か泣いた

 

 

ちなみに去年、弟は23歳の若さで自殺した

遺書も何も一切なし、高卒で働いていて

数年勤めた勤務先での評判もよかったし、

対人関係も悪くなかった

 

ほんのりと怖い話スレ その85

引用元:だいたいオカルトです。

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