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569 :本当にあった怖い名無し:2013/03/11(月) 01:38:59.91 ID:t6YROU+k0

先月のこと

 

依然、波打つ東北道を下って岩手県某市に入った

下仁田ねぎと玉蒟蒻を手土産に引提げての帰省となる

 

さて、IC近辺を通過して実家から十分圏内の地点まで来た

IC近辺~駅を繋ぐ直線道路は開発が進んでいるが、

この辺りは田園が広がる

ここで山に入る訳であるが、

照明は少なく、曇天のために月明りも期待出来ない

ハイビームに切替え(たような気がするのだが)、

狭く蛇行する山道を進む

 

すると、赤提灯が見えた

他家の爺様が道楽ではじめた屋台、だと確信した

通過する際、更に速度を落としつ窓を開け、

 

「○○さん、○○です。お変わりないようですね」

 

そのような類の挨拶を投げた

屋根から垂れる暖簾の下から、

四~六本の足が見えていたように思う

 

 

570 :本当にあった怖い名無し:2013/03/11(月) 01:39:34.24 ID:t6YROU+k0

返事は無かった

話し声もせず、何かを煮詰めている音が聞こえた

 

あらん、と再度呼掛け……ようとしたが、

違和感に脇を見やった

果して赤提灯に照らされた白地の幟が立っており、

 

「人間様 お断り」

 

の文字、黒々と染め抜かれて不気味に泳いでいて

「やだ怖い」と、梨の礫である屋台前から急発進で脱出した

 

帰省をはたして晩めの夕餉を囲いつ、

 

「○○さん、何かあったか」

 

この事が気になり訊ねたが、

 

「元気にしている」

 

これであり、翌日に挨拶に行ったところ、

 

「毎週、木曜だけは屋台出すから、来てくれな」

 

豆腐屋を経営されている○○さん、

きらずを一袋、私に投げて寄越す

木曜日とは、つまり過去でいうところの今日に当たる為に、

 

「あ、そうでしたか。昨晩、ちょっと気になったんですよ」

「うん。おれも歳だから、木曜だけ」

 

571 :本当にあった怖い名無し:2013/03/11(月) 01:41:50.37 ID:t6YROU+k0

スレの趣旨とずれるかも知らんけど
山道の不思議だったんで投下

人間様と言うからにはやっぱり狸とか、そんな類なのかな

あの爺さんも狸面だし、俺が担がれただけかも知らんが

 

 

574 :本当にあった怖い名無し:2013/03/11(月) 07:37:39.43 ID:vK8MiCzN0

>>570

乙。

屋台の奥の鍋のグツグツが

車のエンジン音に負けないで聞こえるって、

かなり大きい音だと思うんだけど、

一体何を煮込んでいたのかねー

 

 

576 :本当にあった怖い名無し:2013/03/11(月) 09:44:48.95 ID:254yeCSs0

つまり、水曜の夜に出ているはずのない屋台が出ていた…と?

狸が幻像を出していたと?

 

もっと読み手に分かり易く書いてもらいたい

 

 

584 :本当にあった怖い名無し:2013/03/11(月) 16:05:41.90 ID:t6YROU+k0

>>574

屋台との距離が近かった……

にしても鮮明なので、しかと聴いたんだろうね

煮込んでいたのは何だろう、そういえば匂いの記憶が全然無い

 

>>576

「帰省したら変な屋台みた、

でも帰省当日に屋台は出ていないらしい、

では何だったんだろうね」

という話だったのさ

 

狸云々は実家近辺にも、

点在する民話と似た話が残ってるから連想しただけ

無確認の時点でどれも憶測だが、

もし怪に出会っていたなら現代ロマンも

まだ捨てたもんじゃないと思う

 

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part67∧∧

http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1359643494/

引用元:だいたいオカルトです。

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