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987 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 02:41:35.77 ID:GOI2J1GDP

眠れないがてら昔話でも

 

俺の地元は山中にある集落だった

だったというのは今ではその集落は

過疎や車が必須などの不便さにより

ほとんどの世帯が山の麓の町に移り住んでるため

今では先祖の墓が残っている程度だ

俺は中学卒業と同時に県外の高校に下宿し、

地元に帰るのは1年に一回というのもザラで

高校卒業後就職してからはほとんど帰ることもなくなった

 

就職して3年ほどたった時実家から一本の電話があった、

近いうちに実家に帰って来いというたまにくる催促の電話だ

俺は仕事が忙しくない時期だったこともあり

久々に顔でも出してやるかと自家用車で実家に帰省した

 

 

988 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 02:42:21.43 ID:GOI2J1GDP

帰省すると記念日でもないのに

親戚一同が揃っていてお帰りと歓迎してもらったが

その時は別に祝日でも正月でもなく

ただの日曜日だったのでこの集落に住んでない親戚がいるが

なぜだろう?と思った

 

すると今では故人の祖父が

「いやぁ久しぶりだね、これでやっと祝言の儀ができる、

よかったよかった」

親戚一同良かったねぇと言っている

 

俺はお見合いでもさせられるのか?

と思いまだ結婚する気はないとやんわり断ろうとすると

祖父は笑いながら

「大丈夫、そういうのじゃないんだよ

お前にもいいことだから

ちょっと老人の気休めに付き合ってな」

と笑っていた

 

その後俺はゆっくりと風呂に入り

親戚と他愛もない話で盛り上がりやけに豪華な飯を頂いた、

珍しく山の中なのに海の幸をたんまりと食べさせてもらった

 

夜の9時ごろだろうか、祖父に呼び出された

祖父の部屋までいくと祖父と親戚の年長者が車座で座っていた

祖父に促されて車座の一端に座るといきなり

「お前彼女とか結婚を考えている相手とかいるのか?」

と聞かれた

恥ずかしながら20後半にもなり自分は

恋人無しの童貞だったので笑い話半分に祖父に言うと

本当だな?と念押ししてきたので再度同意した

 

 

989 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 02:45:00.64 ID:GOI2J1GDP

なーんか居心地の悪さを感じながらも祖父の話を聞くと

「今からお前は神様と契ることになる」

と爆弾発言をブチかました

え?神様と?なぬ?とパニクってると祖父は

「なんてことはない寝てれば終わるさ」なんて笑っていた

 

その後俺はあれよあれよといううちに離れに連れていかれた

部屋の中には桶に入った水、布団にまくらが2つ、

女物の着物(部屋着?)が掛けてあった

寝ていればいいと言われていたので直ぐに布団に入り寝入った

 

何かの気配を感じて寝ぼけ眼で腕時計を確認した

深夜の2時ごろだった

何か入ってきた感じはしたが

祖父の寝てればいいの言葉を信じて

もう一度寝ようと目をつぶった

水で何かを洗う音と衣擦れの音が聞こえた後

何か温かいものが布団に入り込んできた、

ちょうど自分を後ろから抱くような感触を感じながらも

そのまま俺は眠ってしまった

 

朝起きると体が重く身体中が筋肉痛のようであった

体をほぐすように風呂に入ったあと

これまた豪華な朝食を食べた後また祖父に呼ばれた

 

 

990 :END:2012/12/24(月) 02:49:36.78 ID:GOI2J1GDP

祖父が話したことを要約すると

この山には女の神様がいて長い間独り身であった

その相手を長らく探していたのだが

適当な相手がおらず困っていたのだが

丁度お前が年齢も良く相性が良さそうなので当てがった

多分お前は一生結婚できないが死んだら神になれるし

今でも山神の婿だこの先の人生いいことがあるだろうと

色々理解できなさすぎたが元々楽観的な性格で

結婚もどうすっかなーと考えていたので

「うーん…まあいいか」と思いそのまま自宅にに帰宅した

 

その後10年くらいたったが

ほとんど浮いた話がないけど大きな病気や怪我もせずに

ある程度の生活ができている

今ではちょっと神様の婿というのが楽しみになっている

そして俺はいま悲童貞と言っていいのだろうか

 

 

996 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 10:03:40.95 ID:WVVHqQOb0

>>987 – >>990

 

乙でございます。

まだまだ地域によっては生きてるんですね、こういう風習が。

あとは好きな人間の女子ができて

付き合い始めたり関係をもとうとしたときに

邪魔が入るかどうか、そういう機会はなかったのでしょうか?

 

 

998 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 10:16:15.63 ID:GOI2J1GDP

>>996

邪魔…というわけではありませんが

女の方が少ない部署に行かされたり

偶然かなぁという程度のものであれば

 

たまに寝ていると

暖かいものに包まれたりする感覚はありますが

夢かどうかはわからないですね

 

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part65∧∧

http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1351381985/

引用元:だいたいオカルトです。

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