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引用元: ・死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?276

若い頃体験した話です。暇があれば読んでください。
14年前に葬儀屋で仕事をしていた時、今思えばあの夏の夕方見たのが先にも後にも
一度だけだった。

最初にいっておくが葬儀会社といってもいろいろ部署がある。
普通イメージするのは葬儀の司会とかだと思うが、俺は生花部という地味でいわゆる雑用の仕事をしていた。
仕事の内容は、故人の祭壇に菊の花を設置していくというものだった。

あの夏の日、今でも覚えてる。
地元でもそれなりの規模でやっていた会社は市内だけで5つくらいセレモニーホールがあった。
旧B市に大きなセレモニーホールと小さなホールがある葬儀場があるんだが、そこのセレモニーホールだけ雰囲気が独特だったのを今でも覚えてる。
なにかに後ろからジッと見られているような
仕事中いつもそのような感覚に襲われて薄気味悪かった。

会社の同僚の間でもあそこに宿直いくのは嫌だという声が多かった。
職業柄、いわゆる霊と呼ばれるものを見る職業なんだが、そのB市のセレモニーホールだけはやたらと見える人が多いらしい。
そのうだるような暑い夏の日、私は小さいホールの設置を一人で任された。

当時私はまだ25才で、部署の中でも一番下っぱ
初めて一人で任される仕事がとにかく嬉しかった。
菊と商売道具のハサミをもってトラックで一人B市に向かった。
今思えば、当時は本当に若かったんだと思う。
噂がたっていたBホールに一人で行く事になんの疑問もなく、車を走らせた。
花を生けるといっても時間がかかるもので、その日は正午に着き夕方ぐらいの終わりを予定していた。

駐車場のチェーンを空け、小ホールの前にトラックを停める。
通夜が明後日という事もあり、駐車場には営業の車も停まっていなく、自分ひとりだけというのは中に入って見なくてもわかった。
正直少し怖いな、と思いつつも俺はトラックから花を下ろして、小ホールの鍵を空けた。

中に入って黙々と作業をして2時間ぐらい経ち暑かったのでクーラーを付けにいくと、電気のスイッチを始めクーラーのスイッチがべったりと濡れていた

尋常じゃない悪寒に襲われた俺は少しでも気をまぎらわす為に、仕事をしながら彼女と電話で話をしていた。というか嫌々つきあってもらっていた。

すると少しすると突然電話が切れる
電波が悪いかなと思い外に出て、電話をするが圏外になっている。
まぁ、その時はなにも思わなくて、本当に少し気が紛れていてまた仕事に戻った。
夕方4時ぐらいにはひと通り終えた俺は、手を洗いにトイレへ行った。

小ホールからトイレまでは廊下で一本道になっている。
トイレに入り、用を足した瞬間、セレモニーホールの方からアナウンスが流れだした。

その瞬間、出ていた尿まで止まってしまい走って戻ったのは今でも忘れない。
多分、壮絶な表情をしていたんだとと思う

幸い、トラックを小ホールの前に停めていたので片付けは楽だった。
最後にゴミを積んで助手席に置いたホールの鍵をとろうとした時、見えてしまった。
助手席のガラスに映った、赤いドレスのような服を着た親子が二人でこっちを見ている。

 

もう一人は小さい男の子がみえた

よく幽霊を見た時のリアクションとして漫画やドラマでぎゃあ!
とかうわぁーみたいに叫んだりするのがあるが、あれは嘘だと思った瞬間でもあった。

その時凍りついてしまった、ガラスに映る親子の姿、よく考えたら葬儀場に来る一般の人は喪服の黒色意外有り得ないのに、そこに映った親子は赤いドレスに子供は帽子をかぶっている。
自分の後ろにいるのは、もうこの世のものではないと気付いた。

俺はホールの鍵も閉めずに助手席からそのまま運転席に移り、左側をみないように車を発進した。
その時も、間違いなく俺の左側にいた。5メートルぐらいの距離に。

最低だが、鍵を閉めずにそのまま本社まで逃げる様に車で帰った

後日談だが、営業から聞いた話によるとその時Bホールで行われた葬儀はどうやら密葬だったらしい。
一家心中と当時の新聞にも小さく載っていた。
その霊を見てからというもの、俺は片方の耳が聞こえなくなってしまった。
終わりです

引用元:何これ・・・怖い。

 

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