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投稿者: ざさえさん

これは、グアム旅行中に泊まっていたホテルのレストランで、私と意気投合して仲良くなったアメリカ人から聞いた話です。ここでは、この人を”Aさん”と呼ぶことにします。
Aさんは元々イスラエル出身で、20代後半でアメリカに移籍しました。19歳の時にイスラエル国防軍に徴兵され、しかもその当時はレバノン内戦が泥沼化していため、徴兵されてからレバノンに行きました。その際、歩兵として従軍することになったそうです。この当時のことをAさんは、『人を撃つのも人に撃たれるのも嫌だったし、本当に行きたくなかった』と話していました。
レバノンに到着し、実戦を目の当たりにすることになるAさんでしたが、やはりどうしても人を撃つ勇気がありませんでした。その代わり、狙撃銃を装備したAさんは、敵が引き連れている犬を狙撃するよう上官から命令されました。それは、夜戦などで犬がこちら側に気づいて吠えまくり、居場所がバレるのを防ぐためでした。
こうしてAさんは、国に帰還するまでに犬を殺し続けました。Aさんは殺した犬の数とそれらの犬の特徴をよく覚えていたそうです。殺した数は、17頭でした。中には、一般市民の飼い犬も含まれていました。
そして内戦が終わり、兵役を終えて一息ついたAさんでしたが、ある悩みを抱えるようになりました。Aさんは、ある悪夢と幻聴に悩まされるようになったのです。
その悪夢は、凶暴そうな17頭の犬が、自宅から覗くAさんを威嚇し、家の窓ガラスを破って侵入し、追い回し、そして襲い掛かるという夢でした。仕舞いには、皮膚の下の骨が見えるまで腕や足を噛まれ血まみれになるという、そんな悪夢です。しかも驚いたことに、その17頭の犬は、毛色や模様、体の汚れ具合などが、全てレバノンでAさん自身が殺した犬にそっくりだったそうです。そして、一週間に3回ほど、その同じ夢を見続けたそうです。悪夢から目覚めた後の寝汗の量は、それはもう尋常ではなかったそうです。
そしてさらに、夜になると自宅周辺で何やら多数の犬が威嚇するように吠え立てている声が数時間ほど聞こえるようになり、これは毎日続いているそうです。ホテルに泊まる時も、友人宅に泊まる時も、同様に聞こえるそうです。しかし、自宅やホテル、そして友人宅などで外を覗いても、犬の姿は見当たらず、また、その近所で犬を飼っている家もないのです。そして近くの人に『外で犬が鳴いていてうるさいね』と言っても、その人たちには何も聞こえていませんでした。こんな日がずっと続いていたそうです。
気が滅入ってきたAさんは心理カウンセラーに何度か相談しましたが、一向にこの17頭の犬の悪夢と幻聴が消えることはありませんでした。この悪夢と幻聴は今でも続いているそうで、今はその悪夢による精神的負担を少しでも軽減するために、グアム旅行をしているそうです。
Aさん曰く、この悪夢と幻聴は、グアムに来ていた時にもあったそうです。

引用元:怖い話ラボ

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