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487: 本当にあった怖い名無し:2010/03/15(月) 22:56:34 ID:j+odRkEc0
モーパッサンの短編で軽く後味の悪いのを一つ。

貧乏子沢山の家が隣同士で2軒ある。
子供ら皆が一緒に遊んでたら、通りすがりの金持ち夫婦が車から
それを見る。

もともと子供が欲しかった金持ち奥様が我慢できなくなり、
一軒に突撃して1人養子によこせという。
お金を積むも、貧乏家1の母親に激怒で断られる。
すると金持ち夫婦は続けて隣の貧乏家2に突撃。
こっちの家は、札束を見てさくっと可愛い盛りの末っ子を養子にだす。

それから10年以上たち、貧乏家1は貧乏のまま。
貧乏家2は子供と引き換えにもらったお金でやや裕福に生活してる。
貧乏家1の人々は、嫉み半分軽蔑半分で、
「子供を金で売った鬼夫婦!」と貧乏家2を毎日罵ってる。

.

そしてある日、貧乏家2の前に立派な車が止まり、立派な青年が現れる。
それが金持ち家で教育を受け社会的地位と財産を手に入れた、貧乏家2の末っ子。
貧乏家2の夫婦に「お父さん、お母さん、ただいま」と言い、
感動の再会と喜びの宴が始まる。
それを見た貧乏家1の末っ子(=初めに金持ち夫婦に養子に望まれた子)は
激怒して「本当なら、俺がああだったのに!!」と喚き散らし、
貧乏家1は大喧嘩、でおしまい。

読んだときは、普通の因果応報的おとぎ話と全く逆のオチにびっくりしたのと、
金持ち奥様が「一番ちっちゃいの頂戴」ってカブトムシでも買うみたいに
衝動買いで子供ひとり買ってって、しかも立派に育てあげたことに感心したのを覚えている。

引用元:怖い話クラブ

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