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俺今年入ってから離婚だの交通事故だのでツイてなかったから親が心配して親戚の自称霊能者のとこ行って話聞いてきなって言うのよ。渋々行ったよ。

出てきたのはくたびれた60過ぎたおばさん。母親の姉。俺を見るなり
『あらーM(俺)、あんたのお母さんから話は聞いてるから、あたしがご先祖様にアドバイス聞いてくるね』っつって仏壇に向かって拝み始めたんだ。
なにやらゴニョゴニョ唱えているおばさん。
俺は正直退屈でしょうがなかったからあたりを見回してみた。
仏壇を正面に見ると、右側の壁の上部に遺影が五枚掛かってる。知らない顔だが多分先祖だろうと思ってまじまじと見て驚いた。
全ての遺影の目が怒ってるのよ。それも視線は皆おばさんに向けられてる。
本気で驚いたら動けなくなるってのはホントなんだな。怖いけど俺の目は遺影からそらせないの。
そんな俺を尻目におばさんは『あ~そう、うんうん』みたいに拝みながらつぶやいてる。
お前は誰と会話してるんだよ。
しばらくたっておばさんがこっちに向き直って俺にあれこれアドバイスしてくれたけど、
正直何も覚えてない。
だって遺影の視線はまだおばさんに向いてたし、五枚のうち二枚は表情まで変わってたから。まさに『烈火のごとく怒る』っていう言葉が当てはまる顔。
お礼もそこそこに逃げ帰ったよ。
今は幸い何事もないが、おばさんを慕う人も多くて親にも言えずにここに吐いてみた。

引用元:オカルト遅報

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