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俺って霊能力者らしいんだわ。
でも見えない・聞こえない・感じない・触れないから、俺自身が霊的なもの全てを信じてない。
ただ俺は「いるだけ」で悪霊的なもんを「祓う」らしい。

信じてないけど、ニートとしてはイイ収入なんだわ。
自称霊能者さんたちは俺に触れることで「祓う」力を補強したり補充したりするらしい。
パワースポットならぬパワーマン?
1時間くらいで10万くらいになる。

自称霊能者さんの一人にAって奴がいるとする。
Aさんは近所住まいで昔から悪徳ではないがオカルト商法で稼いでて、息子のBには俺と親しくするよう言いつけてた。

でもBとしては親が謙ってる俺のことが気に食わなかったらしく、俺をよくイジメてた。
罪状は暴力・無視・所持品壊しや盗み隠し、まあトラウマになる程度。

まあ高校でオカルトとは無関係の事情で俺一家が引っ越すとともにそれらは終わったんだが、昨日6年ぶりにBから連絡があり、Aさんの訃報が知らされ、オカルトな事態を知らされ、んで復讐してきた。

Aさんは悪徳ではなかったが一般人には詳細が分からないオカルト商法で稼いでいて、それなりに恨みを買ってたそうだ。

亡くなったのは純粋に持病の悪化で関係は多分無いだろうけど、孫にあたるBの娘に報いは降りかかってた。

全身に原因不明・治療法不明の気持ち悪い発疹が出来てて、極めて脆く、潰すと激臭の膿が出て、激痛を伴うらしく、Bの娘はガン泣きしてた。
移りそうで心底嫌だったが、俺が手を当ててやると見る見る消えてくんだよね。

んで見捨てた。

補足しとくと、治療費に某モグりのスカーフェイスな医者並みに吹っ掛けた。
で、払えないと抜かすんで見捨てたった。

Aさんは収入の当てだったからアレだが、BにもBの娘にも義理はないし、Bには恨みすらある。

呪ってやるー!とか言われたけど、自称霊能者さんたちに言わせると映画呪怨の家にでも住まない限りはこの世のあらゆる霊的なものが俺に対しては無力らしい。

んで、ほっとく。
素人目ながら、B娘は苦しむだろうけど死なないだろうから、ほっとく。

引用元:鵺速あなたの傍の怖い話

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