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あまり霊的な経験などない私が唯一体験した不思議な話です。

ある日ご近所で急な葬式が入りまして。
家の地域は組合員として通夜も告別式も出るのが決まりになっていて。
通夜の前日には集会所に集まってそれぞれの役割を決めなくちゃならないんですね。
なので一軒葬式が入るとそりゃ大変なんですが。

告別式の当日、何ともう一軒不幸がありまして、立て続けなんで、これ以上は仕事は休めないとか、体が辛いお年寄りなんかは香典渡して家に線香あげに行くでよしとさせてもらいたいなんて人がぞくぞくでて。
まぁ無理もないですよ、朝の出棺から付き合い納骨まで、日も暮れてみんな疲れが出てましたから。

二件目のお宅もそれを承知で、出てくださる方だけって申し出てくれたので甘えた方も多かったんでしょう。
しかし私の性格上、一軒目キッチリ付き合ったのに、二軒目は線香あげにいくだけってのは悪いなって気持ちもあって参列することにしたんです。
そしたら案の定疲れで微熱が出て葬儀の後から体調を崩して寝込んでしまいました。

微熱が引かず二階で休んでいた時の事です。
そろそろ起きて下へ降りようかというとき。
突然背後から静電気のような微弱電流が背中に走りましてね。
何かが頭を撫でてくるのがわかりました。
優しいんですが、指が頭皮に当たる感覚もあって、人の手だとわかりました。
怖いという感覚がなかったので、私は身を委ねるように安心した気持ちで暫くいました。
でも目を開けようとすると見ちゃいけないものだと言わんばかりに念仏のような声が聞こえてきて、私はそこで初めて怖いと思ったんです。
次の瞬間後ろから何かが通り抜けるような圧迫感があって、怖い!下に降りなきゃって思いました。
するとインターホンがなって、誰か客が来たのがわかりました。
下には旦那が居たので、私の代わりに出てくれたのですが、玄関先で何やら話している感じでした。

客が帰ったようなので一目散に一階にかけ降りた私は、今しがたの出来事を旦那に話したのです。
すると旦那は、お礼に来たんじゃないかなぁと言いました。
何と先程の来客は、二軒目に不幸があった家の息子さん夫婦だったのです。
思うに、息子さん達と一緒に、亡くなったおばあちゃんがお礼に回って来られたのではないかと思います。
頭を撫でてくれたのは、熱に浮かされる私に、ありがとうの意味を込めてではないかと勝手に自己解釈しております(笑)

引用元:てれ・・・怖す。

 

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