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645 :641:2011/08/10(水) 00:27:37.20 ID:79Qvy7zu0

>>644

サンクス。じゃそんなに長くないのでとりあえず書かせて。

スレチだったらスルー尾根します。

登山好きだった

親戚のおじさん(昨年亡くなられた)の若い頃の話。

30年くらい前の話だってことだから、

おじさんはたぶん当時20代後半くらいだと思う。

俺は山に詳しくないのでよくわからないんだが、

日本アルプスの3000メートル近い山を目指す山行き。

冬ならそれこそ命の危険もあるが、

夏山なのでわりと気軽な単独での登山だったそうだ。

 

 

646 :641:2011/08/10(水) 00:38:01.29 ID:79Qvy7zu0

で。

油断してたわけでもないんだろうけど、

気がついたら滑落してた、と。

それもかなりヤバイとこで、数十メートル斜面を滑り落ちて

最後には宙に投げ出されながら、

垂直気味の壁面にちょっとだけ出っぱってた、

岩棚みたいなとこに体を打ちつけてかろうじて止まったらしい。

息が詰まって呼吸が苦しい、

全身がしびれたように感覚がないといった状態で、

なんとか目を開いてまわりの状況を確かめようとしたら、

そこに人がいた。

 

切り立った崖の途中のわずかなスペースに、

Tシャツ短パンにビーサン履き、片手に缶ビールを持って。

 

 

647 :641:2011/08/10(水) 00:47:36.99 ID:79Qvy7zu0

そのメチャメチャ軽装な若い男の人は

最初ものすごくびっくりした様子で、

「うわ、うわ、だいじょうぶ? あ、あ、あ、足足足」

みたいな感じで明らかに取り乱していたそうで。

実際、おじさんの足は両方とも

ヘンな方向にねじ曲がってたんだと思うけど、

それでもおじさんを岩壁沿いに引き上げて

楽な体勢にしてくれた上で、

「すぐに助けを呼んできます」

と言ってくれた。

 

言ってくれたんだが、どうやったら救助の人呼べますかとか、

この場所はなんと説明したらいいですかとか、

山に関してまるっきり素人っぽくて

おじさんも死にそうだっつーのに説明するのに困ったそう。

 

 

648 :641:2011/08/10(水) 01:09:39.29 ID:79Qvy7zu0

それでも、その人が山小屋に連絡してくれて、

おじさんは数時間後に救助された。

5か所以上の骨折と腎臓はじめ内臓にも

かなりのダメージだったけど、

とにかく最終的にも助かった。

 

ただ、おじさんの命の恩人は

山小屋に駆け込んで救助を依頼した後、

いつの間にか姿を消していたらしい。

下山する姿を誰も見ていない、

入山記録もないとかなんとかで、

おじさんの救助の後で

その人の捜索騒ぎになったらしいんだけど、

結局見つからず。

 

 

649 :641:2011/08/10(水) 01:22:02.93 ID:79Qvy7zu0

ザイルなしじゃ降りられない絶壁に

そんな軽装だけでいること自体おかしいし……

助けを呼びにいく際、

「じゃ、待っててください」と言ったあとで

どうやって登っていったのかも

まるでわからなかったとのこと。

 

「山の神様と思いたいところだけれど、

どっから見ても生身の人間だったし、

岩棚の上には煙草の吸殻と

缶ビールのプルタブも捨ててあってなあ。

神様はそんなことしねえよなあ」

と生前のおじさんは言ってたそうだ。

 

おしまい

 

 

662 :本当にあった怖い名無し:2011/08/10(水) 13:47:19.54 ID:DHpl1lMcO

山は奇人変人でも受け入れてくれるからな

 

助けてくれた男性が何者かはさておき、

叔父さんが無事で良かった

個人的には、家でビール飲んでたら何故か岩棚に飛ばされ、

どうすっかなーと思ってたら叔父さんが落ちて来て

頑張って山小屋まで行って、ほっとしたところ自宅へ戻ってた

…とかだといいなぁと思ったw

興味深い話をありがとう

 

 

668 :本当にあった怖い名無し:2011/08/11(木) 03:46:10.09 ID:hSocA/q80

641です。スレチじゃないみたいでよかった。

このあいだ、そのおじさんのお盆さんで集まった時に

俺は初めて聞いたんで、

在命中におじさんに直接聞けなかったのが残念。

 

長文になるから色々端折っちゃてるんだけど、

フリークライミングの人ではなさそう。

山小屋に現れたときもビーサン履きでビールの缶を持ってて、

「なんで初心者があんな無謀な格好で

ここまでたどり着けたんだろう?」

って小屋の人も後から訝しんでたらしいから。

 

>>662

いいなーw 俺もどこかに助けてくれた人が

実在してるような気がします。

あまりに人間くさいので。

TシャツはUCLAのロゴTだったらしい。

それを好んで着てる優しい狐やちゃらい妖怪ってのは、

なお笑えるけどw

では巣に戻ります。読んでくれてありがとう。

 

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/

引用元:だいたいオカルトです。

 

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