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僕は最近やっとテレビの露出が増えた芸人である。

圧倒的な人気があるわけではないがその無茶をする芸からコアな信者が多い。

今日僕は病院に来ている。

何故かというと僕のファンという子供が難病にかかり手術を控えてるそうなのだ。

そのことを聞いた子供好きの僕はいてもたってもいられず病院にお見舞いしに行くことにした。

病院につくとやせこけた子供がベットに横たわっていた。

そしてその子から僕の大ファンであること、将来芸人になりたいこと、

そして手術が成功する自信がないことを聞かされた。

僕はあふれだす熱い想いをこらえながら

「君なら芸人になれる。だからそんな弱音をはかないで手術をうけてほしい。

またお見舞いに来るから次に会うときは絶対に良くなってるんだよ?」

子供は少し何かを考えた後、「…うん!」と大きくうなずいた。

しばらくして手術が成功したと連絡がはいった。しかしその翌日また連絡が入った。

それはその子供が急死したことだった。

階段から足を踏みはずしたらしい。

急いで病院にかけつけると泣きじゃくる家族の真ん中で安らかな顔をしているその子供の姿があった。

僕は気づいてしまった。

引用元:怖い話

 

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