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霊感ゼロのはずの嫁が5歳頃に体験した話。長いが全然怖くない話。
嫁の実家の墓はえらい沢山ある上に、あまり区画整理されておらず、
古い墓が寺の本堂側とか半分林の中とかにもある。
今は多少綺麗に並んでいるけれど、以前はもっと散在してたらしく
もうちょっと一族の墓をまとめましょうということになったらしい。
坊さん立会いで墓石を動かして、少し掘って下に骨壷があればそれも一緒に移動して、と
作業していたらしいのだけど、5歳の嫁はすぐに飽きて適当に林で遊んでいたらしい。
そしたら林の中で、黒っぽい着物姿で髪もちゃんと結った若い女に会ったそうだ。

まるで日本人形みたいな化粧で、林には相当不釣合いで怖かったらしい。
「あれは何をしているの?」と女が大人達の様子を聞いてきたので
嫁は「ウチのお墓を動かしているの」と答えた。
すると女は嫁の名前を聞いてきたらしい。嫁が名乗ると女は怒って
「お前、△△の子か!」と腕を捕まれた。すごく痛かったらしい。
「そんな人知らない」と嫁が言っても
「嘘つくな!お前はあの女にそっくりだ!」と話を聞いてくれない。
「おまえなんか!」と女が腕を張り上げて、叩かれる!と反射的に嫁が体を竦めたところで
嫁を探しにきた母親に名前を呼ばれて、気が付くとそこには女はいなかったそうだ。

333: 2/2 2007/10/03(水) 09:45:13 ID:JrKgvt/n0
「女の人が怒ってた!」と嫁が泣くので一応その付近を改めると、
『×××衛門側室□□ 子□×』と彫られた一応嫁実家の小さな墓石が出てきた。
大人たちも側室さんがいるってウチは一体なんだったんだ?と驚いたらしい。
嫁はこの時、何故か手首脱臼+藪でかぶれたのか腕に酷い蚯蚓腫れが出来たそうだ。
蚯蚓腫れのあとは今でもうっすら残っている。お彼岸だからとお墓参りした時、嫁が古くて小さい墓石を指差して
「そうだ!これ!これねー」と嬉しそうに語った話なんだけど、
墓石の文字は薄れて「側室」ってところしか見れなかった。
「きっと側室の人だから、本家の子の私が憎たらしかったんだろうね」
と線香あげつつ言ったあと、
「そういやこの人のお墓移動の時、土葬だったせいで頭蓋骨に木の根っこが入って取れなくて
小さいからって私が手を突っ込んで取ったんだよね。
あの女の人の脳味噌引きずり出すみたいで、なんか嫌だったなぁ。
頭蓋骨の内側に根がこびりついていて、なかなか取れなくて。
片手は痛いし、片手は頭蓋骨だし、あれは散々だった!」
と、嫁はため息ついた。俺にはどっちかっていうと嫁の度胸のほうがほんのり怖かった。

 

345: 1/2 2007/10/03(水) 17:05:22 ID:JrKgvt/n0
暇なんでお彼岸に嫁の弟から酒飲みつつ聞いた話も書いてみる。
自分に文才がないのでこっちも長文。
嫁弟は嫁と違って霊とか見える。三角籤なんかは触って当たりが解ったりする人間。
嫁弟は最近転職したんだけど、前の会社で縁故で入ってきた部下Aが
どうしても怖かったのが転職理由だと言う。
Aが来てから急になんだか社内の空気が息苦しくなってきたのを皮切りに、
パソコン関係が原因不明で立て続きにトラブったり、商品に不具合が発生したり、
なんだかんだと事故や体調を崩す人間が続出したらしい。
嫁弟が社内飲み会の写メを見せてくれたけど、Aは20代半ばの痩せ型で一重の色白男。
髪が胸くらいまである長髪で、前髪+サイドの毛はそのまま伸ばして、後ろの毛だけを束ねていた。
なんか漫画の長髪キャラにはありな髪型だけど、実際にそんな髪型の奴はあんまりいない。
どの写真でもひとつも笑顔もなく写っていたのが印象的だった。
嫁弟によると仕事の際も常に無表情で、会話も続かないし黙々と仕事をこなす奴だったらしい。
ただ、嫁弟の指示を無視しての勝手な処理や作業が多くて、
そのせいで余計な仕事が増えたりしたため
最初は軽く注意していた嫁弟も、一週間ほどで結構強めに怒ったそうだ。
「僕が『チームに迷惑かけてるの解らないのかよ!
これは仕事でお前の技術のお披露目会じゃないんだ!』
って怒鳴ったら、奴が僕を睨んだんですよ。
その途端に奴の後ろの影がぶわっと膨らんだように見えた。
僕には何かとり憑いてそうな人って肩とか頭のあたりに背負ってるように見えるんだけど、
Aの場合は頭の先から足の先まで、本当は大きな人間が
無理して人間の皮を着込んでた感じです。
で、それが僕が怒ったのにむかついて、
怒ったケンシロウみたく奴の後ろの皮が破けてはみ出して見えたというか」

 

346: 2/2 2007/10/03(水) 17:07:33 ID:JrKgvt/n0
で、ケンシロウのくだりで嫁が「ぶっー!」と吹き出して雰囲気をぶち壊して、
嫁弟に「あんたねぇ・・・」と軽蔑されてた。
嫁弟が上司にAのことを聞いたところ、
なんでもAは小さい頃に家族や近い親戚がほとんど死んでいる。
そんな環境なので学校もあまり行ってないらしい。
お得意さんの上司がAと遠縁で、パソコンは出来るから是非にと頼まれたんだとか。
嫁弟に怒られて以来、Aは背面全体にモヤモヤを背負って、
体臭が古い魚っぽい強い匂いになってきて、
仕事もろくにしないでじっと嫁弟を見つめてくるようになったらしい。
昼休みも食事もしないで見つめてくるので、その気持ち悪さに上司も何も言えず。
ついに嫁弟は過労か心労か、職場で突然倒れて救急車に乗ったのをきっかけに
上司に、Aを解雇or自分が辞職を迫った。
で、得意先縁故だからA解雇は無理と言われて嫁弟が転職したらしい。
「僕の最後の出社日だけAはニヤニヤしてましたよ。
その辺の幽霊のほうがAより怖くないと思います。
何かが憑いてるとかってレベルじゃなく、
あいつ自身が普通の人間じゃないんでしょうね」
と言って嫁弟はため息ついてた。
辞めた前の会社は売上が随分落ちて既に危ないらしい。
ややサイコ向けのネタだったかな?と思いつつ、不気味な話だったので書いてみた。
俺自身は全然体験してない話ばっかりですまん。

引用元:オカルト速報

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