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自分は配達の荷物仕分けのバイトをしているんだが、稀にいわくつき?とも言える荷物が届く。

VIP荷物でも止め荷物でもないのに、小さい荷物はぽつんと籠の中に一つだけ置いてあるんですよ。
何なのかをドライバーやライン長に聞いてみたけど何も教えてくれず、他の荷物とは一緒にせず、引っ越し用のでかいトラックに籠ごと入れられて、どっかに持ってかれる。

で、ある日、センター長がもう勘弁して欲しいとの電話をしているのを偶然聞いてしまった俺はまさか、あの荷物のことですか?ってついつい聞いてしまった。
そしたらセンター長はその荷物がどういう物なのか教えてくれたのだ。

どうやらあの荷物は某有名な神社へと送られていてお祓い目的で郵便を経緯して承ってるとのことなのだが、郵便局側からすれば、そんなものを投げ受けさせられて冗談じゃないって話らしい。

気味が悪いから止めて欲しいなんては言えず、何とも言えないのが現状。

で、後日談とちょっと補足。
『曰く付きの荷物』が、どんなものなのかを簡単に説明すると、自分等の配達エリアに某有名な神社があるせいで、稀に『心霊写真や呪われたアイテム』が送られてくると言う話です。

あの『曰く付きの荷物』を運ばされていたドライバーさんの話。
自分は、あの荷物をトラックに積む作業をやらされることがあったのですが、少ない荷物なのに、触りたがる人はおらず鉄籠に入れられた状態でトラックに積むのに、ドライバーさんは何とも気にしてないお様子で荷物を運んで行ってたんです。

だから自分は「よくあんな荷物を運ばされてるのに、平気ですね」って、何気なく聞いてしまったのだけど、ドライバーさんはキョトンとした顔をしていた。

あとで知ったのですが、このドライバーさんは他方から来た方で、この荷物がどんな物なのか分からずに扱っていたらしく、この日から上司や先輩ドライバーにも変な態度を取るようになったのを良く覚えてます。
恐らく本人は神聖な物だから慎重に運んでいたとか思っていたのだろうか。

『少ない荷物で楽な仕事』だと思っていたのが、実際は『嫌な仕事を押し付け』だったんだろうなー・・・・・・。

その後、自分は先輩アルバイターに天性難聴を馬鹿にされ罵声が我慢できなくなり、上記の内容も含め人間不信になりながらもバイトを辞めました。
パワハラだと社長に訴えたのですが、自己退社にしてくれと言われたのも強く覚えています。

正直、どんな『曰く付きな物』よりも、本当に呪われていたのは彼等だと自分は思っています。
それは呪いが近くにあったせいなのか人柄なのか、そんなのは知りません。
ただ事故物件同様に、呪いが関わる場所には、不幸を呼び付ける人間が集まりやすいのは仕方ないことなんだなと、背徳感でもありますが感じています。

引用元:鵺速あなたの傍の怖い話

 

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