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高校1年の2学期に転校してきたK君から聞いた話。

今でも気味が悪くて忘れられずにいる。

K君が中学の頃、父親がある地方都市に転勤になり

家族全員で引越しすることになった。

転勤先の営業所がある都市部に

社宅があったそうだが、昔から田舎暮らしに

あこがれていたK君の父親は、それを断って

郊外に一軒家を探して借りることにしたそうだ。

 

この家がかなり年季の入った広い屋敷で、

玄関を入ると大きな土間があり、

部屋数は10位で長い渡り廊下なんかもあったりして、

昔話に出てくる庄屋さんが

住んでいそうな家だったらしい。

 

 

437 :本当にあった怖い名無し:2011/08/09(火) 23:59:40.40 ID:EACRApSM0

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建てられてから相当年数が経っていたらしく、

あちこちガタがきていたが、

とりあえず日常生活には支障がなかったらしい。

ただ、障子や襖などの汚れがひどかったので、

貼りかえることにしたそうだ。

また、奥まった場所にあるトイレの向かい側の壁紙は

カビが生えてかなり汚れていたので、

それもはがして取り替えることにしたそうだ。

 

K君の父親が壁紙をはがしていると、

中から絵か模様のようなものが現れた。

なんだろう?とよく見てみると

それは釘で打ち付けれた「ふすま」だったそうだ。

 

 

438 :本当にあった怖い名無し:2011/08/10(水) 00:00:28.44 ID:EACRApSM0

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母親は、さすがにこれは事件性がありそうだし、

警察に立ち会ってもらった方が

いいのでは?ともっともらしい意見を言ったそうだが、

父親は、大してあわてる素振りもなく、

「大丈夫、大丈夫」といいながらふすまを開けにかかった。

 

しかし、このふすまがなかなか開かずに苦労したらしい。

ふすまに刺さった釘が思うように抜けず、

最後はK君と弟も手伝って半ば強引に

こじ開けるように開けたそうだ。

 

ふすまを開けると、そこには3畳程の小さな部屋があり、

カビ臭い匂いが充満していたそうだ。

また、部屋の奥には小さな長方形のテーブルがあり、

その上に位牌らしきものが置いてあって、

その隣には写真たてが伏せて置いてあったらしい。

 

 

439 :本当にあった怖い名無し:2011/08/10(水) 00:01:19.41 ID:EACRApSM0

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あまりの不気味な光景に、

さすがに父親もしばらく固まっていたそうだが、

気を取り直すと、

まず最初に伏せて置いてあった写真たてを拾い上げ、

ひっくり返して見たそうだ。

 

その瞬間、「うっ、」と声にならないような声を上げ、

しばらくその写真を凝視してらしい。

K君も怖いもの見たさで、写真を見ようとしたが、

父親に「お前は見ないほうがいい」と

言われて見るのを止めたそうだ。

 

父親は「お祓いをしてもらった方がよさそうだな。」

と言って近くの寺の住職を呼びに出掛けた。

その日のうちにお祓いをしてもらい、

位牌?と写真はお寺に引き取ってもらって、その後も

その家に住んでいたそうだが、

怪奇現象とか祟りとかの類は全くなく、

いたって平和に過ごしたそうだ。

 

封印された部屋は一体なんだったのか?

写真には何が写っていたのか?

当時の自分は、当然の事ながら物凄く気になって

K君に何度も質問した。

 

 

440 :本当にあった怖い名無し:2011/08/10(水) 00:03:12.33 ID:rGn5tUqc0

(5/5)

封印された部屋の謎だが、住職さんの話だと、

恐らく部屋の作りからいって使用人が住んでいたのだろう。

そして気の毒にも亡くなったが、

身寄りがなくあの家の住人が供養していたのではないか。

しかし、引っ越すことになった時に止むを得ず、

あのまま置いていったのでは?と

言っていたそうだが、推測に過ぎず、

本当のことはわからないそうだ。

止むを得ず置いていったとしても、

釘打ちまでして封印する必要はなかったと思うが・・・。

 

写真の謎だが、こちらはある程度は解明した。

実はK君の弟が、父親が住職を呼びに出掛けた隙に、

こっそり写真を見ていたそうだ。

話によると、20代半ば位の女性が着物のようなものを着て

写っている白黒の写真で、

特に驚くような写真ではなかったらしい。

写真を見た父親が何故、

あんなに驚いたのかはわからないと言っていた。

 

結局、これ以上の事はわからずじまいで、

気味の悪さだけが残ったままだ。

引用元:だいたいオカルトです。

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